信州の山旅                     西穂独標 2701m                 2008/07/20
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− 北アルプス入門コース 西穂独標 −

REIKOさんは槍ヶ岳へ。エントツ山さんは劔岳。

私たちは、北アルプス入門コースの西穂独標に登る予定。

調子が良ければその先のピラミッドピークにも行けるかな?



入門コースのため往復7q 高低差540m

らくちんコース?の予定

朝起きると天気予報では晴れのはずなのに、雨が降っている。

暗い気持ちのまま新穂高ロープウェイに向かう。

手前から右に入り、しらかば平駅の駐車場に向かう。

前もって調べていたから良いが、この入り口はわかりにくい。

別荘地のような中を通ると駐車場があるが、最初は無料駐車場。

次は登山者用駐車場。

私たちも一応登山者だから此処に停めようかと思うが、

ここはロープウェイを使わずに歩いて登る人用。

焼岳への登山道があるらしい。

その先の大きな駐車場に停める。

しかし外は雨。

合羽を着るのも嫌だなあ。

つい、「このまま帰ってしまおうか」と思った。

気のせいか少し小雨になったようなので出発。



しかし駐車場料金500円は何処で支払えばよいの?



ロープウェイ乗車券を購入時「車ですか?」と聞かれた。

「はい」というと500円。「いいえ」と言えばタダ?

あっという間に西穂高駅到着

2156mの駅の温度は12度



屋上に出てみると北西の笠ヶ岳2887mも東北東の西穂高岳2909mもガスの中。

でも青空も見えているような?

本当なら槍ヶ岳も見えているはずなのに。

以前家族で来たときは5m先も見えないガスの中。

ロープウェイ代を返せと言いたかった。

今日は少しマシ



記念撮影をしていると雨は上がった。

登山届けを出して8時47分出発。



千石平園地は花が多い

オオバユキザサとキヌガサソウ



眺望解説板が空しい。



避難小屋の前から登山道となる。



マイヅルソウが実になっていた



ガイドブックでは西穂山荘までは平坦な道と書いてあったが、最初小さなアップダウンを降りていく。

新穂高方面への分岐点をやり過ごし途中からかなりの急坂となる。

雨の後で蒸し暑い。

やはり4日目となると足が重い。

ツガやシラベの単調な針葉樹林帯の登りに嫌になる頃やっと森林限界を抜ける。

オオヒョウタンボクの花が出迎えてくれる。



ミツバオウレンが林床に可愛く咲いている。



ベニバナイチゴの花は深い赤

9時42分西穂山荘着。



ハクサンフウロとクルマユリ



上高地から4qで来ることが出来るらしい。

西穂高岳まで2.4qだってすぐ近くじゃん。

シナノキンバイやミヤマキンポウゲが山荘の周りには一杯咲いている。



大勢の人が休んでいる。

私たちもちょっと休憩



テント場ではテントの片付け中。

上高地から何人か登ってきた。

9時55分出発



最初は大石の登り。

すぐにハイマツの縦走路となる。



ハクサンシャクナゲが至る所に咲いていてピンクが可愛い。



10分ほどで丸山のピークに着くと言うが、ガスで今どこにいるのか良く解らない。



by 信州情報

こんな景色を期待していたのになぁ...



ハイマツの下にはゴゼンタチバナやコケモモが群生



ミヤマウイキョウも咲き始めている。



二つ並んだリンネソウ



またケルンのあるピークに着いた。

此処が丸山?

10時16分。

ツマトリソウが密かに咲いていた



良く解らないが尾根に沿って進む

ガラガラ石で歩きにくい。



ガスがぱっと晴れて独標らしき姿が浮かび上がる。

げっ!

なんか厳しそうでは??



左側は切れ落ちているよ。



なんか足下も大きな石が多くなる。

結構怖いところも通る。



独標の全貌が見えてきた。

頂上には人がうごめいている。

その向こうのピラミッドピークはガスの中



手前のピークも足場は悪い。


岩場は渋滞してなんか叫んでいる人もいる。

すれ違いが出来ないのかな?



いよいよ真下に着く

気合いを入れて登り始める。


先ほど大騒ぎをしていた人達がロープに連なって降りてくる。

真ん中の女性が、「こんな大げさなロープをしてかえって降りにくかった」と言っていた。

7分ほど、しっかりと岩をつかみ登る。

意外と足場がしっかりしているので登りやすかった。

西穂独標2701m11時丁度着。



この先のピラミッドピークへは一旦下って登る。

すぐそばに見えるがガスっているので良く解らない。

若い女性が行って来ますと降りかけたが最初の足がかりがないと止まってしまった。

一枚岩で足場が見えないらしい。

私たちもすぐに断念。

此処で昼食。



次々と登山者が登ってきて山頂はこぼれそう。

私たちは端っこの岩で食事。

足下がないがガスで見えないので平気



この下には上高地が見えるはず。

何にも見えない。

独標に続く稜線からは、四方に展望が開けるはず。

南側は、梓川の流れる上高地を隔てて霞沢岳六百山が、北側は、蒲田川を隔てて笠ヶ岳。

そして目の前には、西穂、奥穂、前穂など素晴らしい北アルプスの山々が連なっているはず。

残念だなあ。



by 信州情報



大きな声が聞こえて西穂の方から団体がやってきた。

よほど登りにくいのかなかなか登ってこない。

上から手を出して引っ張り上げている。



11時21分下山開始。

慎重に降りていく。

ガスで下が見えないのは嫌だ。



無事次のピークもクリアしてほっとする。

入門コースクリアかな?



トウヤクリンドウが咲いているが天気が良くないため花が開いていない。



ミヤマダイコンソウと??



昼近くなったのでどんどん登山者がやってくる。

これではいよいよ独標の上は人があふれるだろう。



一瞬ガスが晴れて眼下に上高地の梓川とバスターミナルが見えた。

赤い屋根は帝国ホテルか



アップにしてみるとバスターミナルはバスがビッシリ

そういえばREIKOさんは今日槍ヶ岳から下りてきているはずだ。

もしかしたらその辺にいるかもしれない。

携帯するが、またもや「電源...」



ハクサンフウロとマイヅルソウ



シナノキンバイとタカネナナカマド



?の実とハイマツ



コケモモとゴゼンタチバナ



またガスが濃くなる。

サンリンソウが咲いていた



ベニバナイチゴとその実



山荘に12時36分着。

やはり下りの方が時間がかかっているなあ。

山荘前にはウラジロナナカマドが満開



オタカラコウとハクサンフウロ



カラマツソウとグンナイフウロ

ここのグンナイフウロは色白



クロトウヒレンはまだ蕾



ビールを飲んでゆっくりして下山。

12時51分



ガスの中でも一際色が冴えるハクサンフウロ

シコクフウロやイブキフウロとは感じが違う



サンカヨウも咲き始めは初々しい



これも咲いたばかりのキヌガサソウ

白色がまぶしい



また針葉樹林帯をひたすら下る。



13時47分避難小屋着

笠ヶ岳や槍ヶ岳に最初に登頂したという播隆上人の石碑にお参り。

ロープウェイを降りて新穂高温泉に立ち寄る。

露天風呂でくつろぎ後はひたすら自宅に向かう。

途中、郡上八幡で大渋滞

小牧の手前で事故のため通行止め。

下道を周り草津SAで夕食。

後は休むことなく走ったが自宅に着いたら午前2時になっていた。

休みはまだ一日あるしゆっくり休養しよう。

今回、初心者コースを4日間歩いた。

そのうち私たちもあの本格的なコースを歩くことが出来るようになるのだろうか。

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