内子町並みそぞろ歩き  2004/6/4
 
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所用で宇和島に出かける。少し前までは6〜7時間かかっていたが、
今は宇和まで高速が出来ていて、4時間足らずで着いた。
用事を済ませてから、古い知り合いと駅前のかどやで食事。
店先にきれいなアジサイが咲いていた。
お聞きすると「墨田の花火」というらしい。



宇和島駅前。山の上に見えるのは闘牛場。

松山に帰る途中所用で内子による。
ここも昔仕事で良く来た町だ。

八日市の町並みが綺麗に修復されたと聞いていたので、少し散策する事にする。



町並み駐車場の看板に従っていくと、大きな護国寺の有料駐車場がある。300円
バスも何台か停まっていた。

レトロな「ちゃがまる」バスがある。
内子座の入場料込みで800円。
発車まで時間があったので乗らずに歩く事にする。
内子座までぐるっと散策して約3kmとのこと。



バス停から少し行くと、八日町の町並みがある。
脇町とは少し違う、しっとりした感じのする町並みだ。
少し京都のような感じがする。
外人さんも散策していた。
有名な蝋燭屋さんは、今日は閉まっていた。
残念だ。



車も停まっていて今でも生活している町だと解る。



20分ほど歩くと、五日市の町並みにでて右折すると内子座がある。
大正時代の建物で、金比羅歌舞伎よりこぢんまりとしているが、櫓もあって結構凝った造りになっている。
古い旅館がまだ残って営業している。
この玄関の上の白壁は、内子の白壁の町並みを象徴しているのだろうか?
昔この旅館で、内子の町内の方と草野球をして、祝勝会で朝方まで飲み明かした事がある。



お店やさんは昔のままの商売をしている。
左上の店員さんは人形でした。
内子の町並みを行くとあちこちに扇子がかけられている。
「水」とか「風」とか書いてある。
炎天下歩いていると見ただけで気持ちが涼しくなる気がする。
エアコンの室外機もほとんど見受けられないので、昔からの知恵なのか?
ずいぶんと粋で風流だ。



お菓子屋さんの格子戸にも扇子がかかっている。
お菓子屋は栗のお菓子が多い。やはり中山に近いので栗が美味しいのかもしれない。
昔しょうゆ屋で、今酢卵を製造販売している店が多い。
店を覗くと、裏で実際に製造していた。


家の前には縁側があったり、椅子が用意されている。
座布団が置かれてあって、ちょっとした生け花などがとても心を和ませてくれる。
こんな場所で、昔なじみとゆったりとした時間を過ごしたい。



ちょっとしたうだつもあるが、脇町のようにごっつい造りではない。
風の通り抜ける縁側や、通りに面した格子戸などには、さりげなく花が生けられている。
心憎い気配りだ。

右下は現役の散髪屋さん。何人かお客さんが入っていた。



野菜の直売所も、小粋っ!




夜は、松山泊まりなので食事の前に、萬翆園を散歩。
ここは全日空ホテルの前の城山の麓にあり、旧松山藩主の子孫の久松伯爵の別邸跡だ。
1922年の建設だそうだが、コンクリートの建物で80年も良く保存出来ている物だ。
純フランス風の造りで、現在は美術館として使われている。



松山観光に来る人もほとんど立ち寄らないが、立派な庭園の奥に、この素晴らしい建物はある。
階段室上のステンドグラスはハワイから取り寄せた物。



萬翠荘の裏には愚陀仏庵がある。
夏目漱石と、正岡子規が一緒に住んだ建物を復元してある。
現在はひっそりと茶室として使われている。
当番の方がおられて、お茶を点てていただける。
お茶をたしなまれる方は是非一度行かれると良いと思う。

松山城の夕暮れ
 
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